2021.07.30

第一回次世代教育推進委員会の開催!

1.活用への期待が高まるキックオフの場となりました!

2021年5月31日、東京都小金井市各校における次世代教育推進委員の先生方を対象とした、情報共有・研修会が行われました。小金井市教育委員会、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)から、今後の連携協定にもとづく各校での研究計画の進め方や、4月から新しくなった、まなびポケットを中心としたデジタル教材の整備内容、活用方法に関する情報提供を目的として、各委員の先生方にお集まりいただきました。

集まっていただいたのは、小金井市公立の小学校、中学校全校から、各校1名選抜された14名の次世代教育推進委員会の先生方です。小金井市教育委員会の主導のもと、各校で整備されたICT環境を活用した学びや今後の研究計画を進めていってもらう役割の方々です。各校の次世代推進委員の先生方だけでなく、副校長先生、校長先生が希望して参加していただいた学校もありました。

開始は14時半の予定でしたが、14時過ぎから続々と先生方が会場に集まり始め、14時30分から2時間の予定となる「次世代教育推進委員会 第一回目」が始まりました。

2.プログラムについて

プログラムの1つめは、小金井市教育委員会の丸山指導主事からの冒頭のご挨拶と先生方への情報共有が行われました。小金井市の学校現場の現状の認識共有から始まり、学校間・教員間で活用に大きな差がある現状を今年度はどう改善していくのか、目指すゴールを提言され、「すべての先生が日常的に効果的にICT機器を活用できるようになる」ために、全先生方にスピード感を持って1年間取り組んでいって欲しいというお話がありました。

プログラムの2つめは、NTT Comによる、4月から新しくなったICT環境の説明と今後の連携協定下での全校での取り組みの進め方について、説明させていただきました。

3.推進体制

今回の1年間の取り組みを進めていく小金井市の全体の体制としては、教育委員会主導のもと、各学校に教務主任、研究主任、次世代推進委員を定め、主体的な学習のための研究計画の策定や実行運営、担当のメンバー同士の意見交流、研修会が行われます。さらに各学校にICTリーダーとICTサポーターを先生方の中から据え置き、新たな学びの探究と並行して、日常的にICT機器を活用していくための体制も組んで、各校に進めていただく予定です。

4.小金井市ICT環境

また、ICT機器については、全校全学年にChromebookの支給がなされ、さらに今まで5つのデジタル教材がまなびポケットを入り口として使われていましたが、今回の連携協定下では、23に拡充され、ドリル教材の充実や、プログラミング教材の導入、WEBQUやCBTといった生徒の状態・学力把握もできる教材がラインアップされました。

先生方や学校の新しい学びの探究のため、これらの教材はもちろん、まなびポケットの情報共有機能を用いながら、先生方には日常的にICTを活用いただくことを目指していきたい考えです。

5.先生間ディスカッションの実施

次世代推進委員会の後半では、お集まりいただいた先生方による情報共有とディスカッションの場を設け、活用がすでに先行している2つの学校からの自校での取り組み内容を5分ずつ発表いただき、その後、今日の全体の話を踏まえて「今後自身の学校ではどのような活用の取り組みを行っていきたいと思うか?」というテーマに沿って、3人から4人ずつのグループに分かれて話し合っていただきました。

活用が先行している学校の発表では、事前に学校の先生方全員にアンケートを実施し、ICTに対する先生方の姿勢や抵抗感がどれくらいあるのか把握されたうえで、自分たちが楽になり、スモールスタートできるところから実践されたお話がありました。また、自身の学校用のマニュアルを作成されて、活用を促進させたこともお話されており、熱心に活用に取り組んでいただいている先生方のお話に胸が熱くなりました。

最後の先生方のディスカッションの場では、少人数でのグループで、小学校ごと、中学校ごとのグループ編成であること相まってか、話は弾み、受け持つ生徒の学年の違いはあれど、真剣にご自身の学校での活用のイメージを話されているのが印象的でした。

活用が進んでいる学校の取り組み予定を聞いて、「それ私の学校でもやってみよう!」といった声が出たり、「その方法すごくいいね!」といった声も聞こえ、情報交換の場として有益な時間を過ごしていただいたように見受けられました。

6.最後に

16時半にて会は閉じられましたが、終了後も残って話し込んでいらっしゃる先生方もおり、今後の次世代教育推進委員会の活動や各校での活用の推進に大きな期待感を持って会は終了しました。ご参加いただいた先生方、ご準備のご協力いただいた教育委員会の皆さま、ありがとうございました。