2022.01.07

第八回次世代教育推進委員会の開催

 冬休みを目前とした2021年12月17日、第八回次世代教育推進委員会がオンライン形式で開催されました。
 今回は、冬休み前最後の次世代教育推進委員会ということもあり、冒頭に小金井市教育委員会からメッセージをいただいた後、次世代教育推進委員によるICT活用事例の共有・冬休み期間の対応等に関する学校間での意見交換、事務局であるNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)から冬休みのおすすめ活用法・事例の紹介が行われました。

1.小金井市教育委員会からのメッセージ

 委員会の冒頭では、小金井市教育委員会・西尾指導主事から①冬休みの端末活用方法に関するアナウンス、②3学期の「まなびポケット学力調査CBT」、「WEBQU」受講に関する案内、③市内全教員でのBANSHOT活用に関する依頼、の3点についてメッセージをいただきました。

①冬休みの活用方法に関するアナウンス

 今回の委員会が冬休み前の最後の開催であることから、西尾指導主事から、改めて冬休み期間中のデジタルドリル教材の活用についてご提案をいただきました。
 冬休みの課題には、まなびポケットのドリル教材である「navima」「eboard」「みんなの学習クラブ」「デキタス」「すいスタ」「おさらい先生」等を活用することで、冬休みの課題の準備や、課題収集時の提出確認、答え合わせの時間を短縮し、教職員の業務負担の軽減を実現できます。
 コンテンツごとに特色があることから、学校・クラスの実情に応じてコンテンツを使い分けることの有用性についても、合わせてご紹介をいただきました。

②3学期の「WEBQU」、「まなびポケット学力調査CBT」受講に関する案内

 続いて、西尾指導主事から「WEBQU」、「まなびポケット学力調査CBT」の2回目の受講に関する案内をいただきました。
 小金井市内の小中学校では、「WEBQU」、「まなびポケット学力調査CBT」といった児童・生徒の学級内での状況・学力把握を行うことができるコンテンツを用いた経過測定が進められています。
 「WEBQU」、「まなびポケット学力調査CBT」とも年に2回実施することで、それぞれの変化を通年で把握することができます。また、WEBQUの結果を有効活用することで学級経営の質を高めることにも繋げられるなど、改めて取り組みの重要性についてお話いただきました。

③市内全教員でのBANSHOT活用に関する依頼

 小金井市内の小中学校では、次世代教育推進委員の先生方を中心にBANSHOT投稿・Google Chatを通じたICT活用事例の共有が行われています。現在、次世代教育推進委員以外の先生の活用事例共有も進められていますが、先進事例の共有がさらに進み、日常の授業実践への活用が推進されることが、今後の小金井市におけるICT活用推進にとって不可欠であることから、次世代教育推進委員会を中心として事例共有の取組を市内全教員へ広げていただくよう、依頼メッセージをいただきました。

2.グループディスカッション

 続いて、次世代教育推進委員の先生方でグループに分かれ、ICT活用事例の共有、学校間での意見交換が行われました。
 今回も第七回次世代教育推進委員会に引き続き、次世代教育推進委員の先生方のみならず、委員以外の先生の活用事例も数多く共有されました。共有頂いた事例の活用シーンは様々で、体育の授業での活用事例や、まなびポケットのコンテンツとZoomを掛け合わせたグループワークといったハイブリッドな授業、コンテンツを通じた読書感想文の全校共有等、先生方が工夫を凝らしてICT活用を推進されている様子が窺われました。優れた活用事例に関しては、他の委員の先生から、「使い方が参考になる、自分の学級で取り入れたい」という意見も聞かれました。
 また、学校間での意見交換では、冬休み前ということもあり、各校の冬休み期間中の端末持ち帰りの検討状況や、持ち帰りを実施する場合の懸念事項・対処方法等に関する情報交流も行われました。
 今後も、児童・生徒の充実した学びの実現に向け、より活発な先生方の情報共有の場つくりを進めてまいります。

3.冬休みのおすすめ活用法・事例の紹介

 最後に、NTT Comから、冬休みのおすすめ活用法・事例の紹介が行われました。
 冬休みにドリルコンテンツを中心とした、まなびポケットのコンテンツを有効に活用いただくため、教科書準拠や授業動画の有無、各教材の特徴等に応じたドリルコンテンツの選び方、生活の記録、書き初め提出といった方法での冬休み期間中のスクールタクト活用事例、まなびポケットのチャンネル機能を用いた冬休み期間中の連絡方法等の紹介を実施しました。

4.今後に向けて

 今回の第八回次世代教育推進委員会では、冬休み期間中や3学期のICT活用推進に向けたメッセージの発信やICT活用事例の紹介が行われました。
 小金井市で行われているBANSHOT投稿・Google Chatを通じた事例共有も定着が進んでおり、現在、100を超える事例を共有いただいています。今後、市内の全教員にこの取組が広がることで、小金井市内小中学校全体のさらなるICT活用が推進されるものと考えています。
 NTT Comとして、3学期も引き続きBANSHOT投稿・Google Chatといったオンラインでの交流を行いながら、小金井市、東京学芸大学と連携し、より発展的・応用的なICT活用実践が行われる「小金井市モデル」確立に向け取り組んでまいります。